中央大学、2026年度、スポーツ推薦入学生13人が発表されました。
近年、牧秀悟(DeNA 2020年2巡目)、森下翔太(阪神 2022年1巡目)などを筆頭にトップチームの侍ジャパンクラスのプロ野球選手が誕生している中央大学。
2026年度も甲子園で躍動した選手、高校日本代表に選出された選手とハイレベルな選手が多く入学する印象です。
全体の印象、特に紹介したい選手をピックアップし、紹介していきます。
2026年 推薦入学生13人一覧(甲子園出場選手多数)
| 氏名 | 出身高校 | ポジション |
|---|---|---|
| 坂本慎太郎 | 関東第一(東東京) ※ | 投手・外野手 |
| 木村瑠生 | 如水館(広島) | 投手 |
| 佐藤龍 | 長野俊英(長野) | 投手 |
| 下重賢慎 | 健大高崎(群馬) ※ | 投手 |
| 西村一毅 | 京都国際(京都) ※ | 投手 |
| 山田晃太郎 | 加藤学園(静岡) | 投手 |
| 高橋蓮太郎 | 花巻東(岩手) ※ | 捕手 |
| 岡田諒介 | 習志野(千葉) | 内野手 |
| 白鷹悠人 | 桐光学園(神奈川) | 内野手 |
| 松岡翼 | 日大三(西東京) ※ | 内野手 |
| 宮本楽久 | 大阪桐蔭(大阪) ※ | 内野手 |
| 吉野楓真 | 大阪桐蔭(大阪) ※ | 内野手 |
| 竹内啓汰 | 聖光学院(福島) ※ | 外野手 |
※:甲子園出場経験あり
全体の印象
- ポジション内訳
- 出身高校
- 世代トップレベルの左腕3人
- ハイレベルなショートストップ2人
ポジション内訳
- 投手・外野手:1人
- 投手:5人
- 捕手:1人
- 内野手:5人
- 外野手:1
- 合計:13人
- 坂本(関東第一)を外野手として、カウントすると、ポジション配分としては、バランスが良いという印象です。
- 投手は、左腕が多い印象です。
出身高校
- 例年、中央大学へ進学することの多い高校が多い印象です。
- 例:大阪桐蔭、関東第一、習志野など。
- 健大高崎から中央大学への進学は珍しい印象です。
- 2025年世代の健大高崎はチームとしても力があり、下重(健大高崎)自体ににも力がある投手なので、中央大学側からのオファーかもしれないです。
- 西村(京都国際)は、1つ上の先輩、中崎(京都国際→國學院大1年)とは違う大学へ進みました。
世代トップレベルの左腕3人
- 西村(京都国際)
- 坂本(関東第一)
- 下重(健大高崎)
- 甲子園にも出場し、高校日本代表にも選出された2025年世代のトップレベル左腕が同時に3人も入学します。
- 実力は、プロ志望届を提出していれば、ドラフトにも指名されたであろう、プロ注目の左腕たちです。
- 近年、他の大学を見渡しても、ここまでトップレベル選手が同時に3人も入学したのは稀な印象です。
- 左腕という特殊性から、1年春から神宮デビューという可能性も高いと思われます。
ハイレベルなショートストップ2人
- 宮本(大阪桐蔭)
- 松岡(日大三)
- 先程の左腕3人と比較すると、若干印象は劣るかもしれません。※それほど左腕3人の同時入学はインパクトがある。しかし、こちらのショートストップ2人もとてもレベルが高いです。
- 大阪桐蔭、日大三という名門でショートでレギュラーを張っていた選手たちです。
- 宮本(大阪桐蔭)は、2年生から大阪桐蔭のレギュラーとして、君臨していました。
- 松岡(日大三)は、今夏準優勝を飾った、日大三のレギュラーです。
- 現在、中央大学では藤本(京都国際→中大1年)がショートのレギュラー第一候補だと思われます。レギュラー争いに加われるか注目です。
- セカンドは、楽天へ3巡目で指名された繁永(大阪桐蔭→中大4年)がレギュラーでした。卒業するので、セカンドのレギュラーも不在です。もしかしたら、セカンドで宮本、松岡が起用されるかもしれません。
- 新入生が加わることで激化する中大のレギュラー争いは注目です。
注目選手
西村一毅(京都国際)
特徴:真っ直ぐと同じ腕で投げるチェンジアップで打者を翻弄
将来:プロ入り、身体を大きくしてスクーバルのような左腕になることを期待
西村一毅(にしむらいっき)
177cm 70kg 左投左打 滋賀県出身 近江ボーイズ(硬式)→京都国際
昨年、2024年夏の甲子園優勝投手。中崎(國學院大1年)との2本柱で京都国際、創部初優勝に大きく貢献しました。
自分たちの代では、秋・春と結果を残せずに苦しんでいましたが、最後の夏は、甲子園出場。
初戦の対戦相手は、優勝候補の健大高崎ということもあり、注目されましたが、3失点の完投勝利。
健大高崎を完投したインパクトは印象強かったです。
準々決勝で山梨学院に敗れ、ベスト8に終わったものの、力がある投手でした。
ちなみに、中大でチームメイトになる坂本(関東第一)と下重(健大高崎)には若干の因縁があります。
- 坂本(関東第一)→2024年優勝した決勝の相手は関東第一。最後の打者は坂本です。
- 下重(健大高崎)→2025年初戦の健大高崎の先発投手は下重で投げ合っています。
武器は、なんといっても、チェンジアップ。真っ直ぐと同じ腕の振りでくる為、バッターは一瞬、真っ直ぐと思い、その緩急にバットが出てしまう印象です。
真っ直ぐのスピードもMAX144㌔と速さがあります。甲子園でもチェンジアップと真っ直ぐのコンビネーションを武器に打者を抑えていました。
大学では、持ち味のチェンジアップを武器にしながらも、真っ直ぐのキレを更に磨いてほしいです。
大学になると、打者のレベルがもちろん高校よりも上がります。チェンジアップを見極められることも増えることが予想されます。そこでチェンジアップ一辺倒にならずに、真っ直ぐでも勝負ができる投球スタイルを目指してほしいです。
そして、将来は、プロ入りに大いに期待してしまう選手です。ドラフト候補になることを祈ります。
高校時代、2本柱で夏の甲子園優勝に貢献した先輩である中崎(京都国際→國學院大1年)との投げ合いには期待しています!
同じ左腕で真っ直ぐに速さがあり、チェンジアップを武器にしている選手で思い付くのは、デトロイト・タイガースのスクーバル投手です。
MLBのサイ・ヤング賞を2年連続で受賞する怪物クラスの左腕ですが、いずれは、身体もトレーニングで大きくして、スクーバルクラスの投手になることを期待したいです。
※スクーバルクラスの左腕になることは少し期待し過ぎかな?でも期待したいです!!
〜実際のチェンジアップで三振を奪う場面〜
引用:バーチャル高校野球
まとめ
中央大学 2026年度 野球スポーツ推薦入学生について紹介しました。
- ポジション内訳:投・捕・内・外とバランスの良い人数で入部。
- 出身高校:例年の高校に加えて、健大高崎出身者が入部。
- 西村、坂本、下重と世代トップクラスの左腕3人が同時に入部。
- 宮本、松岡とハイレベルなショートストップが入部。内野のレギュラー争いに注目。
- 1番の注目選手は西村。大学で結果を残し、将来はプロ入りに大いに期待。
牧秀悟が、プロ入りした辺りから、毎年注目の選手が現れて、ドラフトで指名される印象がある中央大学。
2026年度に入部する選手の中から何人がドラフト指名されるのか楽しみです。
このメンバーは本当にレベルが高いと思います。記事にも書きましたが、世代トップクラスの左腕が同時に3人も入部するのは稀です。
この左腕3人を中心に大いに将来を期待してしまいます。
東都リーグには、大学野球界の王者・青山学院大学がいます。
青山学院大学ここ3年の成績
- 東都大学リーグ6連覇
- 日本一4回(全日本選手権:2回、明治神宮大会:2回)
絶対王者・青山学院大学と優勝争いができるようなチームになることに期待します。
以上です。
ありがとうございました。
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