「サブコン業界で培った経験・スキルを活かして転職したい」
「サブコン業界での仕事は残業が多くてきつい」
「働き方や年収を改善したい」
このように感じている20代のサブコン業界で働く人は少なくありません。
実は、サブコン業界で培った経験・スキルは転職市場で非常に評価が高いスキルです。
私もサブコン出身です。しかし、29歳で転職し、年収アップ、残業時間削減に成功しました。
- サブコン業界の労働環境
- 20代サブコン出身者が転職市場で評価される理由
- おすすめの転職先
- 転職を成功させるポイント
この記事を読めば、20代の転職において、サブコン業界で培った経験・スキルを生かしながら、働く時間や年収が大きく変わることがわかるようになります。
サブコン業界の労働環境

サブコン業界で働く人は基本的に激務です。
私は、新卒の23歳から29歳の約6年間ですが、電気設備のサブコン業界で働いていました。
- 土曜日出勤の6日/週勤務 ※竣工間際は日曜日も出勤
- 残業時間100時間/月は普通
- 建築の工程が終わらないとできない作業が多く工程の調整が困難
労働時間が多いです。建築の工程に左右される要素が多く、必然的にこうなってしまいます。
プラスして当時の私の状況を補足します。
- 土曜日出勤は勤務表のシステム上、入力できないのでシステム上は休日扱い
- 会社のルールで残業は30時間/月がMAXのため、残りはサービス残業
- 全国の現場を担当する可能性があり、自宅から通えない場合がほとんど
レオパレス住まいとなり、ほとんど自分の家にいない
サービス残業と住む場所が安定しないのは本当にストレスでした。
サブコン業界で働く人のほとんどは、このように激務な環境で働いていると思われます。
しかし、圧倒的に労働時間が多い分、能力が自然と付いており、経験・スキルが充実しています。
サブコン出身者が転職市場で有利な理由

サブコン業界で働く人は、経験・スキルが高いです。
特に20代は、他業界の20代と比較しても相当能力が高いと感じます。
実際に私も29歳の時、サブコンから転職しましたが、周りよりできないと思ったことは無いです。
- 工程管理
- 品質管理
- コスト管理
- コミュニケーション能力
工程管理
工期までに工事を完成させることが絶対条件です。
サブコンは、ゼネコンの工程が完了しないと着手できない工程がほとんどです。
しかし、ゼネコンはサブコンが指定している期日を守らずに平気で工程を遅らせてきます。
遅れを考慮した余裕を持った工程作成やゼネコンとの調整がなければサブコンは務まりません。
工程管理能力は他の業界でもクライアントとのスケジュール調整などに非常に役立ちます。
品質管理
品質の良いものを引き渡すことが絶対条件です。
正しい電圧の送電確認、照明の点灯確認、重量機器の増し締め確認など、品質項目が多いです。
細かい品質項目をクリアするために毎日業務に取り組んでいます。
品質管理能力は、他の業界でもプレゼン資料を作成する際などに非常に役立ちます。
コスト管理
与えられた予算内で原価を意識しながら工事を進めていきます。
材料費、外注費、社員の労務費、事務用品等の経費など管理するコストが多いです。
また、工事中に発生した追加変更工事などによる増減コストも管理していきます。
多岐にわたる項目のコストを日々管理し、利益を生むことを心がけています。
コスト管理能力は、他の業界でもプロジェクト予算を管理する際などに非常に役立ちます。
コミュニケーション能力
協力会社の職人、元請けの代理人、設計者など多くの関係者と日々調整をしています。
ほとんどの関係者が年上です。意見を聞いてくれない場面も数多くあります。
その中で工事を完成させたことは、コミュニケーション能力が高い証です。
この能力は、他の業界でも複数の立場の人間とプロジェクトを進める上で、非常に役立ちます。
小さい会社のサブコン出身者は特に能力が高い
大手のサブコンより、小さい会社のサブコン出身者の方が能力は高いです。
理由は、業務を1人で捌いていることが多いからです。
大手のサブコンの場合、現場規模が大きく、担当者もたくさんいます。
工程だけ、品質だけ、コストだけと業務が分業化されてしまい、工事全体を把握していないです。
一方、小さい会社のサブコンは現場規模はそれほど大きくありません。
しかし、工程、品質、コスト、各関係者との打ち合わせを1人で実施しています。
1人で担当しているため、責任感も強く自立しています。
この責任感と自立心は他の業界でも他人との仕事の出来に差を付けやすいです。
サブコン出身者におすすめの転職先

サブコン業界で得た経験・スキルを生かしたおすすめの転職先は以下の3つです。
- 建設コンサルタント
- デベロッパー
- 設計
私は現在、建設コンサルタントの仕事をしているため、
今回は、建設コンサルタントにフォーカスをあてて紹介します。
おすすめ転職先:建設コンサルタント
建設コンサルタントとは、
国や自治体など発注者側の立場で、建設事業(建築・電気・機械)を技術的に支援する仕事です。
- 工事発注のサポート
- 工事見積書の妥当性検証
- 施工業者の技術支援
- 工事進捗・品質の確認(ポイントの検査のみ)
まず魅力に感じるのは、発注者と同じ目線で仕事ができるという点です。
今まで、サブコンだったので、プロジェクトの下流側で一部分の業務のみが担当でした。
しかし、プロジェクトの上流側から携われるので全体の業務がわかりプロジェクトが進捗していく様子がわかります。
また、サブコン時代は設計図などの抽象的なものを施工図にし、具体的にしていく業務でした。
建設コンサルタントの場合、全く何も無い状態から形にしていき、最終的に大きなものを作っていきます。0だったものを1にしてどんどん大きくしていくようなイメージです。
この感覚は新鮮なため、とてもやりがいを感じると思います。
工事見積書の妥当性検証、施工者の技術支援、工事進捗・品質の確認(ポイントの検査のみ)は、サブコン時代にやってきた経験と知識がそのまま役立ちます。
- 残業時間→5時間〜20時間/月
- 年収→アップ ※基本給アップ+会社の利益をボーナスに加算してくれる会社が多数の印象
- 働き方→リモートワークが主流
転職を成功させるポイント

私が、転職を成功させるために活用したもの、意識していたことは、以下になります。
- 転職サイトではなく転職エージェントを活用する
- サブコン業界の現状について理解しているエージェントを担当にする
- 施工管理という言葉ばかり使用しない
転職サイトではなく転職エージェントを活用する
転職エージェントを活用してください。
以下に、転職エージェントと転職サイトの比較を記載します。
| 比較項目 | 転職エージェント | 転職サイト |
|---|---|---|
| 求人の探し方 | エージェントが求人を紹介 | 自分で探して応募 |
| 求人数 | △普通 | ◎多い |
| 非公開求人 | ◎ | ×無し |
| サポート | ◎フルサポート | ×無し |
| 書類添削 | ◎エージェントが添削 | ×無し |
| 面接対策 | ◎エージェントが対策 | ×無し |
| 年収交渉 | ◎エージェントが代行 | △自分で実施 |
| 企業の内情 | ◎エージェントが 代行し、聞いてくれる | △自分で聞く |
| 代表サイト | ・リクルートエージェント ・JACリクルートメント ・クイック | ・マイナビ転職 ・リクナビNEXT ・Indeed(インディード) |
転職活動を働きながら実施すると、日程調整など企業とのやりとりが大変です。
しかし、転職エージェントを利用すれば、何でもエージェントが手配してくれます。
- おすすめ企業の紹介※非公開求人あり
- 履歴書、職務経歴書の添削
- 面接の日程調整および面接対策
- 企業との年収交渉
また、求人票には無い企業の内情、面接の際、聞けなかったことを聞いてくれるのも大きいです。
- 同じくサブコン出身者が何人いるか?
- 年が近い人、同じく転職の人、同じタイミングで入社する人が何人いるか?
- 残業の平均時間はどれくらいか?
- 資格手当など福利厚生はどうか?
- 年末年始や盆休みなど長期休暇は取得できるか?どれくらいか?
私は、業務以外のことが面接で聞けなかったというより、聞きにくいし、聞く時間が無いので、
エージェントに代行し、聞いてもらいました。
残業時間は◯時間が平均だけど、◯時間だと許容範囲内だからOK
いま持っている資格だと毎月手当が出るから年収が上がるなどわかりました。
業務以外の部分も転職する上では、大事な判断材料です。
代行し聞いてくれる転職エージェントはおすすめです。
サブコン業界の現状について理解しているエージェントを担当にする
エージェントにも、それぞれ得意分野がいます。
必ずサブコン業界の現状について理解しているエージェントを担当にしてください。
サブコン業界について、詳しいエージェントかどうか判断する方法は、以下です。
- エージェントが過去にサブコン出身者を担当し、転職させた実績が複数あるか?
- 直近でサブコン出身者を何人転職させたか?
- 転職した人と現在も連絡を取っており、転職後もコミュニケーションを取っているか?
まず、エージェントの実績を確認しましょう。
サブコン出身者を転職させているのに加え、直近で何人転職させたか確認しましょう。
私もエージェントに確認したことがあります。
確認してみると、サブコン出身者を担当したことが無いエージェントに当たったりし、
こちらから担当を変えてほしいと言ったこともあります。
最終的には、サブコン出身者を過去に担当どころか、現在9割がサブコン出身者の担当をしているエージェントから声が掛かり、その方に最後まで面倒を見てもらいました。
エージェント会社の中にサブコン出身者に強いエージェントが必ず存在します。
最初の担当エージェントがサブコン業界のことを理解していないようならはっきりと担当を変えたいと言いましょう。全く問題ないです。
また、転職した人と現在も連絡を取っている人かどうかも大事です。
転職後もコミュニケーションをとっている理由は、サブコン業界で得た経験・スキルが転職先でも生きているかエージェントも確認しているからです。
経験・スキルが生きているのであれば、同じようにサブコン業界から転職したい人に、近い業種や会社を自信を持って紹介してくれます。
施工管理という言葉ばかり使用しない
施工管理という言葉ばかり使用せずに、別の表現に言い換えてください。
施工管理は建設業に携わっている人であれば聞き馴染みがあります。
しかし、他の業界では、施工管理という言葉は、聞き慣れていない人が多いです。
施工管理って具体的に何やってるの?何があなたはできるの?と思われてしまいます。
以下のように言い換えて、履歴書、職務経歴書などの書類および面接で活用するのが効果的です。
×:「施工管理をやっていたので、工程を管理する能力が身に付きました」
◯:「工期内に工事を完了させることができ、工程を管理する能力が身に付きました」
×:「施工管理をやっていたので、コスト管理能力があります」
◯:「材料費、外注費などの原価を常に管理していたので、コスト管理能力があります」
私も転職活動の最初は、職務経歴書に上記のような施工管理をやっていたので〜という文言を多く記載していました。
担当エージェントに「施工管理って言ってるけど具体的に何をやっていて、何ができて、転職先にどう生かせるか書いた方が相手に伝わって、魅力を感じやすいよ」と言われ、たしかに!と思ったことがあります。
具体化することで自分の強みを言語化することもできます。
実際に、面接でも「工期内に工事を完了させることができたと書いてあるが、トラブルとか無かった?」など、施工管理という一言で終わらせようとしていた部分を具体的に書いたおかげで面接の話題となりました。その質問をきっかけに、トラブルが起きた際に、心がけていたことなど自分の強みをアピールすることができました。
まとめ|サブコン業界出身者の市場価値は高く、他業種でも強力な戦力となる

サブコン業界出身者は、多くの武器を兼ね備えています。
- 工程管理
- 品質管理
- コスト管理
- コミュニケーション能力
この武器は、他業種に転職した場合でも戦える武器です。
そして、この武器を生かしながら、年収アップや残業時間の削減など労働環境も改善可能です。
転職を成功させるために、転職エージェントを利用し、正しい転職活動をしていきましょう。
私は、転職によって、以下のように改善されました。
- 年収→20%アップ
- 残業時間→10時間/月
- 休日→土日祝日
- 有給休暇→消化可能
- 働き方→週3日以上リモートワーク可能
移動時間が減り、自分の趣味などに使える時間が増えました。
当時、サブコン時代の私には考えられない生活を送っています。
この生活が実現できたのも転職活動を実施し、勇気を持って転職したからです。
転職して正解だったと胸を張って言えます。
以上です。
ありがとうございました。


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